Streaming / Design
はじめまして、もしくはこんにちは。スマブラコミュニティでデザイナーとして活動しているKurotei / Masaki Ando / Wolphtypeです。先日2025.11.2–3に行われた篝火14では、クリエイティブディレクター兼アートディレクター兼グラフィックデザイナー兼プロジェクトマネージャーとして携わらせていただきました。何が何やらって感じですね。僕もそんな感じです。今回は、昨年スマ納め2024の振り返りと同様に篝火14の自分やクリエイティブチームの制作物を振り返り、これまでから何を改善できたのか、そして何が課題としてあるのかをまとめていきます。
本記事はスマブラAdvent Calendar 2025の1日目の記事なので、僭越ながら第一走者として始めさせていただきます。昨年は24に設定した結果かなり遅れての投稿になってしまったので、今年は逆に敢えて早めに終わらせてしまおうということで。ただ、Advent Calendarに登録されていく経過を眺めていたらなぜかみんな後半に登録していっていて、避けられてて泣きました。悲しみ…(今は前半にも他の記事があります)。明日はクロマキバレットさんの記事です。ぜひ、他の記事も読んでみてください。
これまでのスマブラコミュニティでの活動に関しては去年の記事や紹介記事などを参照していただくこととして割愛させていただきますが、篝火14は(も)たくさんのチャレンジがあった回でした。スマ納めで明確に人とタスクのマネジメントというものやアートディレクションという役割を意識し始め、篝火13ではリードデザイン(大会全体のビジュアルの方向性のデザイン)を手放した状態で上記の役割を実践しました。そして今回は、リードデザインも行いながら、マネジメントとディレクションを実践しました。
結果としては非常に満足していて、やり切ったな、という気持ちです。もちろん細かい改善点とか、自分のデザインそもそもの腕前といった反省点はあるのですが、地道に今までの課題を解決できている感覚があります。どういったことを改善したかを含め、早速始めていきましょう。
この記事はスマブラコミュニティの方々に向けて書いていますが、他の界隈から訪れてくださっている方もいらっしゃると思います。スマブラコミュニティやコミュニティ大会、そして篝火は特異な形態をしているので、あらかじめそこを明らかにさせてください。
まず、篝火は任天堂から発売されているSwitch向けゲーム、スマブラSP(大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL)を用いた、日本最大規模のコミュニティ大会です。2020年から始まったこの大会は今回で14回を迎え、最初は133人の参加者だったものが、前回の13回では2500人近くの参加者が日本だけでなく海外からも参加する超大規模大会となっています。当日の大会の様子などは、カメラマンの方々の写真などを見てみてください。(ちなみに、他の大会は大体100〜500人程度の規模が多いです。500人でも相当多いですし、1000人でもかなり多いと言えます。)そして「コミュニティ大会」と呼ばれる所以ですが、これらの大会は全て任天堂やその他企業ではなく、プレイヤーや個人個人がボランティアとして集まり大会を開いています。こういった非公式・非営利でのプレイヤーが開く大会がゲームキューブのスマブラDXくらいの頃から脈々と受け継がれており、WiiのスマブラX、3DS/Wii UのスマブラFor、そしてSwitchのスマブラSPと続いてきているわけですね。任天堂さんもスマブラSP発売初期や中期にはリーグや大会を開いてくださっていましたが、元々のパーティゲームというコンセプト上ガチ対戦を推奨するような形ではありませんでした。(僕はコミュニティ大会の歴史に詳しくはないので、間違っていたところがあればすみません。詳しいシーンについては、YouTubeのSmash Documentaryなどをみるのが良いかと。)
そして大会の運営は参加者の参加費によって成り立っており、当然運営スタッフはデザイン/クリエイティブチームを含め全員ボランティアです。僕のように趣味やグラフィックデザインを鍛えるためにやっている人もいますし、スマブラというゲームが好きで大会に携わる中でデザインを始めた人、そして実際に参加者がいるプロジェクトの中で実績を積んでいきたい人など、さまざまな動機でデザインチームの人々は構成されています。篝火は日本で一番大きい大会だけあって、また人を育てるところも重要視しているところもありデザインチームは合計16人くらいいます。すごい。そして、主に大会のを告知する画像や大会のグッズ、そして大会には配信が欠かせないので配信に載せる配信アセット、そして配信で流す動画などを作る役割を担っています。
こういった環境なので、スマブラコミュニティは「なければ自分で作る」という文化が強く根付いていると思います。大会はもちろんその一つですし、対戦会や宅オフ(家でのオフ対戦)、スマメイトというオンラインでのレート対戦プラットフォーム、オンライン大会機能、僕の作っているBraceBracketを含めたスコアボードツール、そしてカメラマン文化など。そんな「やりたいことを自分でやる」という空気感を感じつつ、読んでいただけたら幸いです。
多少の抜けはあるかもしれませんが、こちらは篝火14のチームでの全ての制作物です。左が映像類、真ん中がグラフィック類、右がグッズ類となっています。制作物自体はステージ企画があったスマ納めや、海外の選手も参加し盛り上がった前回の篝火13と比べると少ないとは思いますが、それでも相当な量があると言えるでしょう。リストにすると以下のような感じです。
いや、やっぱり普通に多いですね。改めてクリエイティブチームの皆さんがいてなんとかやり切れたなと思います。今回、篝火13のテーマソングとしてSARUKANIさんからいただいたCROWNのMV制作も同時期に走っており、そちらにも3人ほど篝火のチームから関わっていて人手も少ない状態でしたが、なんとか走り切れました。クレジットは以下のハイライトムービーのショットを見ていただければ。